9月12日~21日に実施しました「共乾施設巡回」には稼働最盛期で大変お忙しい中、ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。
さて、本年産米の共乾施設荷受につきましては、開始早々からは概ね好天に恵まれましたが、その後の相次ぐ台風の襲来や秋雨前線での雨と雨との合い間の荷受けが続き、各施設とも1日の荷受量は少なく、平準化された荷受状態でした。
巡回する中で荷受前のチェックは、各施設とも万全の体制で実施されておりました。
今後の荷受につきましては、台風や雨等の影響で遅れ気味ではありますが、終盤に入り中生品種の荷受最盛期となり、又倒伏している圃場での荷受籾の搬入等が予測されることから、荷受前の「事前チェック体制」の強化及び「施設の適正稼働」を、下記事項にご留意願い引き続きお願いします。
記
施設へ搬入される場合、入口での品質チェックは殆どの施設で実施されており、品質向上の重要な任務です。しかし一部の施設ではもみだけでのチェックが行われており、もみだけでは着色粒・胴割米等の判定が難しいため、玄米にして両方でのチェックを実施されるようお願いします。
◆ 貯留ビンで高積みすると風通しが悪く、生もみの品質保持に必要な風量が得られなくなるので、DS・DAGでの高積みは避けるようにして下さい。
◆ 高水分もみほど堆積高さを低くするようにして下さい。
◆ テンパリング時間は、短かすぎれば胴割米の発生、長すぎればヤケ米発生に繋がります。
各施設では、フレコン下部のロープ解き作業の安全対策がとられていましたが、一部の施設で、安全器具が備わっているにも拘わらず、使用されていない施設があり、安全な荷受作業をするためにも是非使用をお願いします。
ロープ切れの危険性を各生産者に啓発するとともに、随時フレコンの点検・更新が実施されるようご指導をお願いします。