No.10 平成30産米荷受時の籾チェックは的確に!!
・・・・・各種台帳の整備を行い、記帳はしっかりと記載を・・・・・

 30年産水稲の生育状況は、、草丈については「みずかがみ」、「コシヒカリ」、「秋の詩」の3品種とも過去5年平均並となり、茎数は「みずかがみ」では過去5年平均並、「コシヒカリ」、「秋の詩」では、過去5年平均よりも多くなった。「みずかがみ」の出穂期は7月23日で過去5年平均より1日遅く、「コシヒカリ」の出穂期は、7月26日で過去5年平均より1日早く、「秋の詩」の幼穂形成期は7月16日で過去5年平均より1日早かった。
 このような生育状況からCE情報NO9でも連絡しておりますが、出穂後の気温が高い年は、登熟日数が短くなる傾向があるので、早生品種(「コシヒカリ」等)だけでなく、中生品種(「秋の詩」等)でも、出穂後30日を過ぎたら収穫できるよう準備をし、収穫時期が近付いたらほ場に入って、穂(籾)をしっかり確認し、黄化籾が85~90%になった頃に収穫を開始します。
(県農技センター 水稲生育診断情報 №4による)
 本年産米の施設荷受につきましては、下記事項にご留意を願い万全な体制で対応頂きますようお願いします。

1.荷受け籾の品質チェックについて(必ず実施すること)

※品質チェックの基準を、担当者で統一して下さい。

過去5年の登熟日数

※生脱ぷ装置で、必ず玄米にしてチェックをして下さい。

2.コンタミ防止対策について

⑴ 荷受け品種は、極力施設毎に特定し、可能ならば1施設1品種で対応する。
1施設1品種対応が難しい場合は、荷受けは1系列1日1品種で対応する。
翌日に異品種を受け入れる場合は、該当する設備機器の清掃を十分に行い、さらに空運転を実施し残留を除去する。

⑵ 1日1系列で複数品種を受け入れざるをえない場合は、品種切替時に、関係する設備機器すべて十分な清掃を行い、さらに空運転を実施し、残留を除去する。

⑶ 貯留・乾燥・貯蔵・籾摺調製・出荷作業においても、品種切替時は該当する設備機器すべて十分な清掃を行い、さらに空運転を実施し、残留を除去する。

3.各種台帳整備について

台帳は、荷受けから籾摺まで、該当の籾の動きがわるように記帳する必要があります。
また、組合長以下、上級責任者の決裁を必ず受けて下さい。

①稼働日誌 ②乾燥記録表 ③穀温管理日誌 ④籾摺台帳ほか

※オペレーターの引き継ぎについては、乾燥作業等の状況を口頭だけでなく、「引き継ぎ簿」等で確実に実施するよう対応をお願いします。

4.品質事故防止マニュアルについて

 全国CE協議会・全農連合会・農業倉庫基金から連名で発行され、配布された「CE品質事故防止マニュアル」を参考にして、30年産米の施設においての品質事故等を絶対起こさないために、関係者の自己点検を再度ご確認をお願いします。


お願い

※平成30年産米荷受時における大規模乾燥調製施設巡回について、本年度も例年と同様に、9月中旬~下旬頃に実施予定しておりますのでご協力をお願いします。