本年の水稲生育状況(6月30日時点)は、草丈は「コシヒカリ」、「秋の詩」ともにやや短く、茎数は「コシヒカリ」は平年よりやや多く、「秋の詩」は平年並であり、葉色および葉数は「コシヒカリ」、「秋の詩」ともに平年並でありました。(移植日5月11日)なお、「コシヒカリ」については、7月5日(平年7月6日)に幼穂長1mmが確認されています。(県農業技術振興センター「水稲生育診断情報№3より抜粋)
また、本年産麦の荷受けを行った施設では、施設内の徹底した清掃を行い、麦が産米に絶対混入しないよう、大変暑い中非常に厳しい作業ですが、下記事項にご留意願い清掃をお願いします。
1. 麦の荷受け稼働施設では、麦の残留がないよう徹底した清掃をお願いします。荷受けホッパー・搬送機(ベルトコンベアー・昇降機)・ビン・サイロ等は麦の残留の可能性が高いので、特に注意をして清掃をお願いします。
2. 生産者が麦の収穫・搬送に使用したコンバイン・フレコン等の清掃についても、周知徹底をお願いします。
1. 老朽化施設では、機器が故障しても、メーカーに在庫が無い場合がありますので、事前の点検や前年産米の稼働・本年産麦稼働時での不具合箇所については必ず修理、修繕が必要です。
2.各種計器類は、必ず精度を確認・調整してください。
出穂期前後は、水稲の一生の中で最も多くの水を必要とする時期、水が不足すると稲が十分に光合成ができず、白未熟粒の発生や籾の充実不足が助長されます。また、湛水管理はカドミウムの吸収を抑制させることができます。したがって出穂前後各3週間は常時湛水管理とします。
『葉いもち』(発生時期:平年並 発生量:平年並
① 今後病勢が進展する恐れがある場合は、薬剤を散布する。多肥田や遅植田、「コシヒカリ」、 「キヌヒカリ」、「秋の詩」、「滋賀羽二重糯」では特に発病しやすいので注意が必要です。
② 育苗箱施薬または移植時に側条施肥田植機による薬剤を施用した場合、葉いもち防除の必要性は低い。
③ 耐性菌を生じやすいので、穂いもちの防除も考慮して同一グループ薬剤の連用を避ける。
※6月19日、20日につづき7月5日に、県内のほぼ全域で『葉いもち』が発生しやすい気象条件となっており、引き続き曇天日が多い天気予報となっています。葉いもちが発生しやすいほ場(育苗箱施薬剤を施用していないほ場、日当りや風通しの悪いほ場)を中心に見て回り、発病を認めたら防除する。
『紋枯病』(発生時期:平年並 発生量:やや多い)
① 前年発生の多かったほ場では特に注意。
② 生育の旺盛なは場で発生が多いので注意。
③ 病勢進展初期(幼穂形成期~穂ばらみ期)に株元までよくかかるように薬剤を散布。
① 出穂2~3週間前と出穂期の2回の草刈りを行って下さい。
② けい畔でイネ科雑草の穂を出させないようにして下さい。
③ 地域で話し合い、一斉に実施するよう計画をして下さい。
大規模乾燥調製施設設担当部課長及びオペレーター研修会の開催について
(平成27年産米関係)
日時:平成27年7月21日(火)13時30分~
場所:守山市ライズヴィル都賀山 5F ロータス
※平成27年産米の共同乾燥調製施設搬入について上記研修会を予定しております。参加申込締め切りは、過ぎましたが当日出席頂いても結構ですので、是非参加を願います。