28年産水稲の生育状況は、草丈についてはコシヒカリは平年よりやや長く、秋の詩では平年並、茎数はコシヒカリは平年より多く、秋の詩では平年並であった。葉色及び葉数は両品種とも平年並であった。コシヒカリの幼穂形成期は7月2日で平年より4日早く、出穂期は7月25日で平年より4日早かった。秋の詩の幼穂形成期は7月13日で平年より5日早かった。
一方、『みずかがみ』の生育状況(5月2日移植)は、出穂期は7月17日で、成熟期は8月19日
前後になると予測されています。
このような生育状況から適期収穫は、近年、出穂後の気温が高く、登熟日数が短くなる傾向があるので、早生品種(「コシヒカリ」等)だけでなく、中生品種(「日本晴」、「秋の詩」等)でも、出穂後30日を過ぎたら収穫できるよう準備をし、収穫時期が近づいたらほ場に入って、穂(籾)をしっかり
確認し、黄化率が85~90%になったら収穫を開始します。(県農技センター 水稲生育診断情報 №4による)
本年産米の施設荷受につきましては、下記事項にご留意を願い万全な体制で対応頂きますようお願いします。
記
※品質チェックの基準を、担当者で統一して下さい。
※生脱ぷ装置で、必ず玄米にしてチェックをして下さい。
⑴ 荷受け品種は、極力施設毎に特定し、可能ならば1施設1品種で対応する。
1施設1品種対応が難しい場合は、荷受けは1系列1日1品種で対応する。
翌日に異品種を受け入れる場合は、該当する設備機器の清掃を十分に行い、さらに空運転を実施し残留を除去する。
⑵ 1日1系列で複数品種を受け入れざるをえない場合は、品種切替時に、関係する設備機器すべて十分な清掃を行い、さらに空運転を実施し、残留を除去する。
台帳は、荷受けから籾摺まで、該当の籾の動きがわるように記帳する必要があります。
また、組合長以下、上級責任者の決裁を必ず受けて下さい。
①稼働日誌 ②乾燥記録表 ③穀温管理日誌 ④籾摺台帳ほか
※オペレーターの引き継ぎについては、乾燥作業等の状況を口頭だけでなく、「引き継ぎ簿」等で確実に実施するよう対応をお願いします。
全国CE協議会・全農連合会・農業倉庫基金から連名で発行され、配布された「CE品質事故防止マニュアル」を参考にして、28年産米の施設においての品質事故等を絶対起こさないために、関係者の自己点検を再度ご確認をお願いします。